【国宝】聾瞽指帰(ろうこしいき) 全2巻揃い 解説書付き 弘法大師書 最高 金剛峯寺

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「聾瞽指帰(ろうこしいき)」【国宝】 制作年:797年(延暦16年/平安時代前期) 巻数:全2巻 紙数(接ぎ合わせた紙の枚数) 巻上:18紙 巻下:21紙 大きさ(サイズ) 巻上:10.11m(巻物を広げた時の長さ)/タテの長さ:28.3cm  巻下:11.76m(巻物を広げた時の長さ)/タテの長さ:28.3cm  作者 弘法大師・空海 弘法の筆の誤りという言葉がある通り、弘法大師つまり空海が日本一の書道家であることを表す言葉である。 この書物は弘法大師の著作で、本巻はその自筆本である。内容は儒、道、仏三教について三人の仮托人物に論ぜしめたもので、儒教をべつ毛先生、道教を虚亡隠士、仏教は仮名乞児が語り、儒道仏三教の優劣を論じ、仏教の妙理を説いている。大師が発心出家の意を親戚知己の間に表明したものという。 序文に、「干時平朝御宇 聖帝瑞号延暦十六年窮月始日」とあることから、大師二十四歳の著作であることが判明する。 料紙は縦に簾目(すだれめ)のある上質の麻紙(まし)を用い、書体は行草体を中心とし、まま雑体書風を交え浄書されている。書風は晋唐の行草体をよく学んだと思われる筆致で、やや右肩上がりに、力強く書かれている。 本巻を補訂改題したといわれる『三教指帰』とは序文、十韻の詩が異なるほか、多少の異同がある。下巻末には夢窓国師の跋と澄恵の寄進状を附す。これらによれば、本巻は貞和二年(1346年)、国師が大覚寺の寛尊法親王から拝領し、西芳寺を経て仁和寺に伝わり、天文五年(1536年)仁和寺経蔵から高野山御影堂に納められたことがわかる。商品に興味をもっていただき、ありがとうございます。 以下お読みいただき、入札をお待ちしています。 状態 小口と天の部分に若干シミあり。

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